Takahashi's labotary
髙橋研究室
環境学科・サステナビリティ学科
環境と社会研究室
ライフサイクルの観点から広く見渡し、
持続可能な社会や暮らし方に
繋がる研究をしています。
地球上の有限な資源をいかに有効活用するか。
あるいは、自然と人が共生する
にはどうすればよいか共に考えましょう。
1990年頃、アラスカを訪れ、氷雪に覆われた山々としぶきを上げて落ちるにグレイシャー・ベイの氷河をクルーズ船から見上げ、神々しいとさえ思ったことを昨日のことのように覚えています。 しかし、地球温暖化の進行により、その氷河が年々、後退しています。 一度失ってしまった自然を簡単には戻すことはできませんが、今、自分に何かできることがあるかを考えた時、一企業の一研究者として研究所に引きこもっていた自分にできそうなことはあまりありませんでした。 しかし、自分自身の経験や学ばせていただいたことをこれからの地球を生きていく学生に伝えることはできそうだと思いました。 そのような思いを抱いて2012年から武蔵野大学の非常勤講師として、さらに2017年からは専任教員としての職を得て、現在に至っています。
担当する「環境材料学」の授業には、金属材料や有機材料など、主な材料の原料や機能を座学で学ぶだけではなく、 身近な製品でもある使用済み携帯電話を解体し、 そこで使われている材料やその機能を知り、さらに資源を回収するために何をすればよいのかをグループで議論する実習を取り入れています。
初めにネジがどこにあるのかがわからず、戸惑う学生が多い中、やっとネジをみつけ、 さらに解体を進めるとこれでもかというほど多くの部品が出てきます。 さらに解体にかかる時間から解体のしやすさがリサイクルのネックであることに気づく頃にはグループ内は和気あいあいとなり、 部品を手にはしゃぐ学生もいるほどです。
タオルメーカーであるホットマン株式会社(東京都青梅市)の本社工場を訪問・見学しました。
日本の和紙技術で製造されているバナナペーパーのライフサイクルアセスメント(LCA)調査のため、福井県越前市にある機械漉き工場を訪問しました。
学内での小型家電リサイクルの回収方法、場所の設置を工夫し、最終的に2トンの回収に成功しました。